自分の欲しいものを自分の手で作りあげたときの達成感と、さらに、それを使う愉しみ。
切ったり貼ったり縫ったり刺したり編んだり。
そういうことが好きな人間に生まれてよかったな、と、つくづく思います。
けれど、もの作りは孤独な作業。ひとりで作っていると、疑問や迷いが出てくるものです。
私もはじめは独学でしたが、長年いろんなものを作り続けてきて
自分なりに体得したちょっとしたコツなどを伝えていく場所をつくりたい
という思いがありました。そして、そこが
ひとりで何か作っていて悩んだり迷ったりしている人たちの
相談に乗ったり背中を押したりする場所にできたらなぁ
と、この手芸倶楽部を始めたのが、2008年秋のこと。
そのときもさんざん迷って、友人に背中を押されながらでしたし、
いまでは、逆に部員たちに相談したり教えてもらったりすることもあります。
いちおう「教室」とはいえ「授業」みたいに堅苦しいものじゃなくて
一緒に手を動かしながら、もの作りの幸せなひとときを共有する
放課後の、ゆる〜い「手芸倶楽部」のような場を目指しています。
というわけで、私は「先生」じゃなくて「部長」と呼んでもらっています。
参加資格 | 年齢・性別・国籍・経験不問。 まぁ、ミシンの基本操作くらいは、できることが望ましいですが。 |
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製作するアイテム | 基本的に何でもOKです(私に教えられるものなら)。 みんなで同じものを作るスタイルはとっていません。 ただ飾っておくものじゃなくて自分で日常的に使うもの。 やはり布で作るバッグが中心ではありますが、革や毛糸も使います。 帽子やマフラーを編んだり、シャツやパンツを縫っている人もいれば、 革のパスケースやブックカバーを作っている人もいます。 過去に私が印刷媒体で発表しているものなら 何でもお教えいたします(忘れてたらゴメン)。 ただし、最初の1作目のみ、全員にフラットバッグを製作していただきます。 まちなし+裏つき+内ポケットつき+共布の持ち手つき。素材やサイズは自由です。 ここでバッグ作りの基礎的なことを知っていただきつつ、 うちにあるミシンやアイロンなどの道具に慣れてもらえれば、と思います。 |
材料について | 基本的に、材料は何でも持ち込みOKです。 布が好きで買い集めたものがあるんだけど、どう使ったらいいか迷っているかた、 その布を最大限に生かす方法を、一緒に考えましょう。 ただし、持参された素材が、製作するアイテムやデザインに不適切な場合には ご希望に添えない場合もあるかと思いますが、ご了承ください。 接着芯やミシン糸、金具やハンドルなどの副資材については 部室のストックの中から使っていただけるものもあります。 |
持参する道具 | 針刺し、縫い針、まち針、糸、糸切りばさみ、裁ちばさみ、 指ぬき、目打ち、定規、鉛筆・・・など 小学校の家庭科の裁縫箱セットに入っていたようなもの一式。 足りないものはお貸ししますので、とりあえずあるものだけ持って来てください。 そのうち、何が必要かがわかってくるので、少しずつ揃えていけば大丈夫です。 自分で使いやすいように道具類をカスタマイズしていくのも楽しいですよ。 現部員は、手芸倶楽部で製作した針刺しを愛用中。 |
活動日時 | 原則として月2回で、現在活動しているのは6クラス。 第1・第3水曜日 10:00〜13:00 第1・第3水曜日 14:00〜17:00 第2・第4水曜日 10:00〜13:00 第2・第4水曜日 14:00〜17:00 第1・第3日曜日 14:00〜17:00 第2・第4日曜日 14:00〜17:00 というふうに、いちおう決めてはいますが、 少人数なので、部員のみなさんや部長の都合で、日時を変更することもあります。 その場合はみんなで話し合って決めています。 蛇足ですが、ときどき部室で持ち寄りの宴会やります。 |
活動場所 | 東京都新宿区市ヶ谷の 「xixiang手芸倶楽部」部室。 たまに生地屋めぐりなどの課外活動もあり。 |
活動費 | 入部金:11000円(税込)、部費:1回分5500円(税込)。 部費は、1回ごとにお支払いください。 材料を使用された場合には実費をお支払いいただきます。 |
注意事項 |
刃物など危険な道具もたくさん置いてありますので、 お子さま連れでの参加はご遠慮いただきたくお願いいたします。 部室(アトリエ)には、マネージャー(?)の三毛猫がおりましたが 2019年12月に19歳で天に召されました。いまのところ後任は未定です。 |
・・・と、こんな感じですが、
ご興味をお持ちくださったかた、見学ご希望のかたは、
メール でお問い合わせください。
また体験レッスンも行っていますので、よろしければご参加ください。
また、3〜5名のグループでお申し込みいただければ
決まった活動日以外のスペシャル活動日も設けますし、
物理的に可能な範囲で、交通費を支給していただければ、
出張レッスンも検討いたしますので、お気軽にご相談ください。
その前に、どんなものを作っているか、ご覧くださいまし。
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