7月31日
25:55
暑いので、無理せず焦らず、ゆっくり裁断する日と決めて
長いこと持ち越していた夏のものをいくつか裁断した。
いちばん肝心なのは裁断。だから慎重に。
と、いつも言ってるくせに自分がやらかしてしまうというのはよくあること。
というか、自分がやらかしてるからこそ、人に注意喚起できるのだ。
これは必要悪だ、と言い聞かせる。
やっちまった。柄合わせの表と裏、ヘリンボーンの罠にはまってしまったのだ。
でも、1列失って、ほんの少し細く出来上がるだけのこと。
と、慌てずリカバーできるようになるのも貴重な経験。
7月30日
25:40
18日連続真夏日という、観測史上最長記録更新中の
旭川市民のみなさま、暑中お見舞い申し上げます。
今日も35℃でカラカラで雨がほしい、と友人からメッセージが届いたとき
東京は28℃、しかも大雨警報発令中の土砂降りだったので、
少しおすそ分けしてあげたいよ、そっちにも雨降れ〜! と返したら、
直後に、防災アプリで旭川の洪水警報が入ってきた。
えっ、雨乞いが効きすぎた!? と慌てて調べると
どうやら局地的大雨が降って、一時的に川の周辺が危険だった模様。
それでも少し潤ったのならいいけれど。
明日も36℃だそうで、まだまだ記録は伸びそうね。ご自愛のほど。
7月29日
25:15
山に近いところにはクマが現れ
海に近いところにはサメが現れ
街中では人間が猛暑とウイルスに疲弊し
けれど、大運動会は続く。
おそるべきパラレルワールドだ。
そっち側はワンダーランドすぎてくたびれそうだから、
図書館にこもって静かに頭骨を読むよ。
7月28日
25:40
水曜手芸倶楽部、今日は午前中の青林檎組のみ。
O.S部員は、革のお財布の構想を練りつつ、
秋冬の編み物のための毛糸を、見本帳を見ながら選び、
でも、次回は織りあがった布でいよいよジャケット製作に着手かな。
M.Y部員は、高密度ポリエチレン不織布のタイベックを縫って
中に入れるものが決まっている小さい袋をいくつか作っていた。
部長も少し所持しているけれど、
まだ未知の部分が多くて消化しきれていないこの素材、
うまく扱うためのコツはいろいろ潜んでいそうだ。
今年の夏休みの研究テーマにしようかな。
7月27日
24:20
とうきび、と呼ぶほうが、とうもろこし、と呼ぶよりも
断然美味しそうだと思うんだけどな。
北海道、東北、北陸、四国など、とうきびと呼ぶエリアは
けっこう広いらしいので、いっそ全国的に統一すればいいのに。
それはさておき、とうきびって、つくづく別腹だなと思う。
子どものころは、畑からとってきて、大鍋で茹でたやつが
竹ざるに盛られて、いつもテーブルの上にあったので
夕方のおやつにかじり、晩ごはん食べたあとにもかじり、
毎日2〜3本食べていたような気がする。
そういう食べ方をしてきたせいか、大人になって
1本食べたら多いかな、と、半分に切ってみたりしても
結局それではおさまらなくて、1本全部平らげてしまう。
ごはんの前でも後でも、お腹の中で存在感がない。どこに行っちゃうんだろう。
7月26日
25:25
いまに始まったことじゃないけど、公的手続きについて腹立たしいことが多すぎる。
こんな紙1枚プリントアウトするのに、なんでそんなに時間と手数料がかかるのだ?
と呆れることがあると思えば、
届を出したら受領印を押した書類をずいぶん前に送ってきたくせに、
そこの機関の大元から催促の葉書が届いたりする。
行き違いの場合はご容赦を、って、そっちの連絡不行届すぎなのでは?
そもそも送る場所が理に適ってないから、こっちが二度手間を食らう。
おまけに苗字の漢字、間違ってますけど。
ちゃんと仕事してくださいよ。税金払ってるんだから。
いや、もしかして、これマイナンバーカード普及のためにわざとやってる?
7月25日
25:05
近所に棲息する山鳩のおかげで、
そこそこ都心なのにBGMが田舎と一緒、ってことがある。
彼らが鳴き始めると、途端に空気が牧歌的になるから不思議だ。
その声の主が、電線に止まっているところに出くわした。
下から見上げて、あの特徴的な羽の色に見入っていると
小さな声で、ひと節、唄ってくれた。
ずっと「山鳩」と呼んでいたけれど、都会にいらっしゃるかたたちは
「雉鳩」とお呼びするべきかな、という気がしてきた。
7月24日
25:55
思いがけず、休部中のU.T部員から、月桃の花の写真が届いた。
種をもらったものの、うちのベランダでは無理だろうと思い、
お庭があってちゃんと育ててくれそうな人に託して正解だった。
そしたら今夜は満月だという。
月つながりで嬉しい気持ちになりながら夜空を見上げれば
バクムーンの隣に木星と土星も光っている。
手持ちの双眼鏡では、月の兎はくっきり見えるけど土星の輪っかまでは見えない。
望遠鏡が欲しくなる。
7月23日
26:30
始まっちゃいましたね、やめてほしかったけど。
やめてほしかった、というのは、
こういうチープで中途半端なことするくらいならやめてほしかったのだ。
高いクオリティのものが見たかったのだ。当初のメンバーの。
ドローンとピクトグラムは面白かったけど。
いつもいちばん楽しみなのは選手入場。なんならこれだけでいいくらい。
小さな南の島国とか、アフリカの新しい独立国とかの存在を知り、
国旗や衣装から、どんなところだろうと想像するだけで楽しい。
かっこよかったのはオランダ、ヨルダン。
かわいかったのがハイチ、モルドバ。
コスタリカ、トルコ、ブルキナファソも素敵だった。
旗手が印象的だったのは、アンゴラ、カザフスタン、キルギス、ツバル。
気になった小物は、エクアドルの帽子、カメルーンのバッグ、台湾のマスク、
あと、ニュージーランドの謎の毛皮のはおりもの。
中には社会情勢が大変な国もあるのによくいらっしゃいました。
って、こちらも社会情勢大変なんだけどね。あとはつつがなく終わりますように。
7月22日
25:50
ヴォーグ学園での1dayレッスンのお知らせ。
畳縁で作るがまぐちケース1dayレッスン
がまぐち作るのはじめての人も、ヴォーグ学園はじめての人も大歓迎。
それにしても、1dayレッスンなんて、ずいぶんひさしぶりな気がする。
開催日は9月11日(土)なので、
そのころ世の中がいったいどうなっているのか見当もつかないけれど
少しはマシになっていますように。まだ暑いんだろうな。
7月21日
25:45
水曜手芸倶楽部、今日は午前と午後にひとりずつ。
N.A部員は、『ファスナーポーチの型紙の本』をもとに特訓中。
ダブルファスナーの3タイプをそれぞれ仕上げて、
次は、テトラ2タイプにチャレンジする準備を開始。
M.T部員は、やっぱりファスナーポーチだけれど
革でL字型タイプを作ろうとしている。
ひさしぶりにファスナーの長さ調節でちょっと苦戦。
しかし暑いね。無理せずゆっくり動かないとね。
7月20日
25:10
暑いくせに毎日ベランダでごそごそやっている。
引きこもり生活だからこそ、適度に太陽光を浴びとかないとね。
大アロエがいなくなった分、空間が広くなった。
次は古いサボテンもサイズダウンしようかな。
さすがに暑すぎるのか、スズメたちは砂風呂に入りには来ない。
7月19日
25:15
ずいぶん前から、うちのベランダで暮らしていて、
いまじゃすっかり巨大化したアロエの根元に
子アロエが顔を出しているのを発見したので、思い切って世代交代させることにした。
巨大化したアロエの葉を切り落として、洗って切ってガラス瓶に詰め、焼酎に漬けた。
ちょっと欲を出して、氷砂糖入りのも小さい瓶に作った。
アロエ化粧水と、アロエ酒と。
そして、子アロエは小ぶりな鉢へお引越し。うまく根づきますように。
7月18日
24:05
疲れがどっと出てきて、寝たり起きたり洗濯したり
また昼寝したりとぐだぐだしているうちに、珍しく夢を見た。
普段の睡眠時間は短いけれど深いので、あんまり夢を見ないって話をしていた矢先に。
ベランダの窓を開けたら、並んでいたはずの植木鉢やプランターが
すべて消え失せて、空っぽになっている。
外階段がついてるわけでもないし、そこそこの高さだし
けっこうな数の植木鉢と、大きなプランター2つ、
土も入っていろいろ生えてるやつを、いったい誰が持って行ったんだ?
せっかくルッコラがいい感じに育っていたのに、ミントも元気だったのに・・・
などと口惜しく思いながら、ふと視線を感じて隣のマンションのほうを見ると
いつものスズメたちが手すりに並んで、邪悪な笑みを浮かべながらこっちを見ている。
という変な夢だった。
寝ぼけ眼で、いちおうベランダの外を確かめてみた。全部ちゃんとそこにあった。
よかった。スズメたちとの友好関係は続けられそうだ。
7月17日
25:15
撮影後半戦も無事に終了。
長丁場の現場、みなさまおつかれさまでした。
要素がいっぱいだったので、脳内とっちらかったままで
忘れものもいろいろやらかしてしまってごめんなさい。
いい本ができれば、結果オーライっちゅうことで。
まだまだゴールまで先は長いことだし、ちょっと休憩してから
あっちこっち立て直します。ま、どうせ当分は引きこもり生活だし。
7月16日
26:55
関東地方も梅雨明けしましたね。
これから始まる猛暑に、うんざりさせられることはわかっていても、
少なくともまだこの時点では
どんよりジメジメした毎日から解放される喜びのほうが優っている。
どこらへんでうんざりに転化するのか、今年は見極めてやろう。
すでにスチームアイロンにはうんざりしているけれど。
7月15日
25:15
撮影後半戦1日目、無事終了。
夥しい点数だったので、どうなることかと案じていたのだけれど
なんとか今日のノルマは達成できたかな。
あともうひとがんばり。とりあえず明日は仕込み。
7月14日
25:30
水曜手芸倶楽部・青林檎組。
M.M部員は、9月に向けて編み地の練習問題と格闘中。
もう7月も半ばだもんね。そろそろ本腰入れて特訓しないとね。
午後からは、苺組。
M.Y部員は、シンプルなファスナーポーチをシンプルじゃない素材で作っていたけど
あれは何ケースだったんだろう? 聞きそびれちゃった。
O.S部員は、織り地×革のバッグのデザインについて悩み続けている。
細部まできっちり決めてから始めたほうが完成度も上がるはず。芯の使い方が鍵になりそう。
T.T部員は、リネンのチュニックの続き。今日はロックミシンも登場。
そしていよいよ最も肝心なデザインポイントなので、慎重に丁寧にね。
部長は、明日から撮影後半戦に突入するので、ただいま荷造り中。
旧友たちから届いたヒマワリの花に励まされながら。
みんなに1年半以上会えてないのか。。。今年こそ忘年会ができますように。
7月13日
24:55
ヴォーグ学園の講座の日。
さすがにまたお休みの連絡も多くなり
午前中はいろんな作品が生まれていくところを見ながら
楽しく過ごしたのだけれど、午後は流れてしまった。
でも撮影の仕込み中で焦っている身には、この早退がすごく助かった。
とはいえまだゴールには至っていない。
7月12日
25:15
撮影後半戦に向けての仕込み中。
とにかく作製するものの点数が多いので
なにがなんだか、わけがわからなくなってきている。
そんで毎度のことながら、あと1週間あったらいいのに、とか考えている。
7月11日
25:10
夕方の雷雨は凄かったけれど、梅雨明けも近いと思えば少し嬉しくなる。
またあの猛暑がやってくるのか、と思うとちょっとうんざりするけど、
どんよりジメジメ高湿度よりはずっとマシ。
気温が高くなると糠床がすぐ酸っぱくなる。でもそれはそれでおいしい。
古漬けサンドイッチとか、古漬けパスタとか、なんでもありになってきた。
今年も冷蔵庫には入れずに常温でがんばるぞ。
で、プランターにきゅうりの種蒔いたら、翌日すぐ芽が出てきて
あっという間ににょきにょき伸びてきたよ。手が間に合わない。
きゅうりが豊作で、糠床のご機嫌が麗しい夏が過ごせますように。
7月10日
24:10
午後からヴォーグ学園の講座に出かける。
東京は梅雨明けか? ってくらいの日差しと青空だったけれど
念のためバッグの中には折り畳み傘を入れておいた。
九州地方、中国地方、大雨のところもあるのよね。
被害が少なくて済みますように。
7月9日
25:05
朝令暮改も悪いことばかりではない。
どうせまた観測気球に利用されたんだろうけれど
最初から知事が要望していた通り、札幌ドームの平穏が守られてよかった。
せっかく落ち着いてきたんだから、道内をそっとしておいてほしい。
ほかの県のみなさんも、諦めないでね。
7月8日
24:55
4か月ぶりに歩く道沿いの風景がけっこう激しく変わっていた。
建っていたはずのビルがいくつかなくなったってことだろう、
大きな空き地が出現していたり、駐車場ができていたり。
空き店舗も確実に増えているなと感じる。
これが「先手先手で対策を打った」成れの果てですか。
ついには、休業要請に応じない飲食店の情報を金融機関に提供するって
なにそれ隣組か? 戦時下か? この国はもう法治国家じゃなくなったのか?
こんだけ国内を分断させといて、スポーツの力で世界をひとつに、って笑わせるな。
もうあの人たち全員サイコパスにしか見えない。
7月7日
25:15
水曜手芸倶楽部・杏組。
T.T部員は、リネンのチュニックの続き。縫う手順を考えつつ
くるみボタンとループなどの小さいパーツも準備する。
N.A部員は、『ファスナーポーチの型紙の本』から次々に作っているところ。
今日は、ダブルファスナーのポーチ3種類にチャレンジ。
M.T部員は、がまぐちの製図&型紙作りの続き。
まだ紙の段階だけれど、次回は基本のがまぐちを完成させられるかな。
そういえば、七夕だったのよね。ぜんぜんそんな話題を見聞きしなかったけれど。
まぁ、天の川を見上げたくなる天気でも気分でもないしね。
7月6日
24:30
どなたかがSNSにあげていたのを見かけたけれど
「音楽の力」は恥ずべき言葉、と坂本龍一さんがおっしゃっていたのね。
災害後に万能薬のようにこの言葉を使うのを目にすると、たいへん不快だと。
音楽に限らずスポーツでも、プレーする側が「勇気を与えたい」などと言って
癒してやろう、という姿勢は言語道断でおこがましい、と。
大人の真似をして子どもたちまでがそんなことを言うのが悲しい、と。
その新聞記事は昨年の2月、東北の子どもたちとのオーケストラの練習場でのものだけれど
これを見て、溜飲が下がる思いだった。
ほんとに、いっっっつも思っていた。
若いスポーツ選手が「感動を与えたい」とか「勇気を与えたい」とか言うのを聞くと、
誰かまともな大人がそばにいて指導しないのか? と。
感動は与えられてするものではない。そんな言い方されたら感動も半減する。
そして、いまこの状況で「スポーツの力」などと押し売りされるとまた虫唾が走るよ。
7月5日
25:40
新規プロジェクトの撮影後半戦に向けての打ち合わせ。
7年も前に出した本のために作ったものたちの
残骸に助けてもらうことになるとは。
だからむやみに捨てられないのだけれど。
さて、明日から仕込みでちょっと忙しくなる。
7月4日
25:45
伊豆山の状況がわかってくるにつれ、驚くことと胸の痛むことばかり。
知らぬ間に裏山の木が切り倒され、土が盛られ、
何か余計なものを作る画策がされてはいないか
ときどき確認しないと怖いな、と思って、
実家周辺の森の無事をグーグルアースで確かめた。
いにしえの人々が持っていたはずの治水や土木の知恵を
現代日本人は失っているのではないのか。
この先この国は確実にシュリンクしていくんだから、
もう、開発とか造成とか、大きいことはいいことだ的な時代錯誤はやめようよ。
いまあるものを上手にやりくりして、修繕して、ミニマムに生きていこうよ。
ともかく、自衛隊、消防、警察のみなさま、そして黒い犬たち、ご苦労様です。
千駄ヶ谷の警備なんかどうでもいいから、
そちらの救助と復旧に全力投球していただけることを願います。
7月3日
25:55
今年も大きな水害が起きてしまいましたね。
夜になってからの救助の報に少しだけほっとしました。
これ以上被害が広がりませんように。
住み慣れた家が流されてしまうってどんなにつらいことだろう
と考えながらも、条件反射的に
ジャニス・イアンの「Will You Dance?」が脳内に流れてしまう。
ドラマ『岸辺のアルバム』のテーマソングとして耳にしたときは
まだ子どもだったのに、タイトルバックの映像の記憶と強烈に結びついてしまっている。
あれは70年代の話だよね。当時はきっとレアなことだったはずなのに
最近は毎年こういう映像を目にしている気がする。
作ってはいけない場所に作ってはいけないものを作りすぎているんだろうな。
急ブレーキ踏んで止めないと、大変なことになるだろうね、あっちも、こっちも。
そして「Will You Dance?」の歌詞が、いまの状況下で読むとなんとも暗示的。
7月2日
24:50
じとじとじとじと、よく降るなぁ。。。
湿度80%だなんて、うんざり。半分でいいのに。
気温は低いからエアコンつけたら寒くなるので
扇風機をフル回転させて、ひたすら空気を攪拌している。
ベランダのプランターに水やらなくて済むけれど
摘心しないと変に徒長してしまいそう。
7月1日
24:10
もう7月だって。びっくりするね。
月が変わったんだから、気持ちもリセットしたいところなのに
今日も朝から大雨で、薄暗くて、どんより。。。
でも、片付けねばならない野暮用があって、渋々出かけた。
家を出るとき雨は上がっていたけれど
帰りは間違いなく土砂降りだろうと思ったので
長靴履いて、いちばん丈夫な傘を持って出た。
ところが、結局、傘をさすことはなかった。長靴も必要なかった。ちぇ。
今日こそ長靴のホコリを洗い流したかったんだけどなぁ。
このところ連続で空振りしてる気がする。
長靴は、いつまでたってもきれいにならない。
最新の『アトリエ便り』に戻る