11月30日
24:30
ひさしぶりに、左手の指先をミシンで縫ってしまった。
細い紐を縫っているときだったのだけど、
あ〜、目打ちほしいけど、取りに行くのめんどくさいなぁ
と思いながら、逃げ遅れた。
先っぽだけ、ほんのちょっと血が出たくらいの軽傷とはいえ、
反射神経の衰えに凹む。加齢か、これも。
11月29日
25:25
急に寒くなった。
いつもと違う冬がやってくるから
いつもは風邪ひかない人がひいたりするかもしれない。
油断しないようにしないとね。
うっかり病気になって医療機関に余計な面倒かけないように。
11月28日
25:10
つなぎ目が外れて壊れた輪針、捨てようかと思ったけれど
どうせ捨てるならその前に、と、ちょっと悪あがきしてみた。
全部バラバラに、つまり3つに分解して
ギザギザになっていた竹針のつなぎ目にヤスリをかけ、
穴にサイビノール600を詰めて、コードを差し込み一晩放置。
つなぎ目も滑らかになって、使いやすく復活しちゃったよ。
また帽子が増える。
11月27日
26:15
もう11月も終わろうというのに、まだそんな議論してんの?
というような話ばかりが耳に入ってくるから
壊れたレコードの同じところを聞かされているような気分になってくらくらする。
去年はワンチームなんて言って盛り上がっていたのに
今年はちっともワンチームになれないね。
目指すゴールはひとつのはずなのに。
11月26日
25:30
昨日の深夜に飛び込んできたマラドーナの訃報に思わず声を上げてしまった。
こんな非常事態じゃなかったら、もっと追悼に時間を割けそうなのに。
やべっちもなくなっちゃったし。
太く短く生きた人だったね。合掌。
3日間喪に服すというアルゼンチンの人々に幸あれ。
11月25日
25:55
水曜手芸倶楽部・青林檎組。
M.M部員は、ラフィアで編んだかごに持ち手をつけたり、布をつけたり。
異素材の組み合わせを考えるのは楽しいね。
T.T部員は、輪針モードで、帽子を2つ同時進行中。
作り目を数えるのはめんどくさいけど、数段編んでしまえばこっちのもの。
午後からは、苺組。
O.S部員は、アランのサコッシュの仕上げ。
ストラップ用のループを編み、ファスナーをつけた裏布をまつりつける。
M.Y部員は、珍しい端材の料理法を検討。試しに編んでみたものの
織ってみたいような気もして、織り機が気になり始める。
部長もつられて毛糸を編んだりしているけれど、
この冬、編みあがったものを被ったり巻いたりして出かける先はあるのだろうか?
つらいニュースとともに聞こえる故郷の名にため息をつく、50年目の憂国忌。
11月24日
26:45
とてもひさしぶりに銀座に出かけた。
浦野理一が遺した貴重な布を見に。
半世紀くらい前の日本では、こういう手仕事が暮らしの中に根ざしていたのだなと
当時の『ミセス』の頁を繰りながら、
失われゆく”美しい日本”を思い、複雑な気持ちになったものの、
こうして朽ちて行くのも布の運命か。
まぁ、所詮我々も早々に朽ちていく絶滅危惧種だからな。
古いご縁があって、私もほんのちょっとだけお手伝いしたのですが
「継ぎ裂展」 26日まで開催中です。
11月23日
25:35
いやはや。方針転換するために慌てて徹夜ですか。
勤労感謝の日にごくろうさまです。
もうアクセル全開で走り出してしまった車を走らせたまま
ブレーキ取り付けようってんだから、そりゃ大変だろうね。
最初にきちんとブレーキ付けておこうと誰も考えなかったのか?
開いた口が塞がらなくって、ウイルス吸い込んじゃいそうだよ。
泥棒を捕まえてから縄を綯うどころか
泥棒が逃げてから稲を刈るくらいのお粗末さ。
ま、いつものことっちゃあ、いつものことか。
ゴミの捨て場所も決まってないのに
危険なゴミを出しながら何年も電気作ってきて
いまごろゴミ箱作る場所を探してるんだもんね。
11月22日
25:55
馴染みの深い病院でのクラスター発生というニュースに
いままででいちばん心配が増しているところへ、
3連休で賑わっているという日本各地の映像を見て
なんとも言えない暗澹たる気持ちになり、
舵取りをすべき人たちのピントはずれのコメントを聞いて
もうほんとに日本死ね、っていう気分でいたら
ひさしぶりの長い地震にびびった。
数日前、九十九里の浜に大量に打ち上げられたというハマグリが
何かを知らせてくれてるんじゃないといいけど。
11月21日
26:15
もう帽子なんかいらないと思うんだけど、
ついつい、輪針に作り目をしてしまった。
何も考えずにぐるぐる2目ゴム編み、楽しいな〜と思いながら編んでいたら
あろうことか、輪針の、竹と樹脂の接続部分が抜けてしまった。
慌てて差し込んで元に戻し、見なかったことにしてそのまま続行することにしたけど、
途中でまた抜けたら大惨事だな、と思うと、なかなかスリリング。
無事に最後まで編めるのか?
11月20日
25:10
好きな果物ランキングで、いままでずっとベストテン圏外だったのに
どういうわけか、今年急浮上してきたもの。それは、柿。
しかも、硬めのやつを拍子木切りにして白菜とサラダにする
っていう食べ方だけは好きだったけど、
ちょっとトロッと柔らかくなったのが美味しいと思えてしまう。
なんだろこの変化。歳のせい?
もしかして、嫌いだった干し柿も好きになれるかな。
11月19日
26:30
新しい宿題の打合せ。
数年前に試みたテーマをアップデートできるチャンスを頂戴した。
せっかくだから、ひさしぶりに新しい素材を探しに行こうかな。
出かけるのも勇気がいる状況になってきたけど。
「マスク会食」だの「5つの小」だの「神のみぞ知る」だのと
あいかわらずくらくらするような言葉ばかりが聞こえてくる。
泥縄どころか、もはや縄をなう気すらないとしか思えない。
11月18日
26:45
水曜手芸倶楽部・杏組。
M.T部員は、五本指の手袋を編んでいる途中。
指の太さや長さを自分の手に合わせて調整できるのが、手編みのいいところ。
五本指手袋は、この冬、手芸部で静かなブームになるかな?
って、部長が焚き付けてたりするんだけど。
でもほんとに今年は感染症対策の点からも、指先まで覆う手袋は役に立ちそうでしょ。
みんなが編むのを見てたら、部長も編みたくなってきた。
11月17日
26:50
北海道が心配でならない。
札幌市は往来自粛要請出したのに、本州からのGoToは続行って。
東京五輪は意地でも決行、海外からの観客もノーチェックでウェルカムだと。
・・・くらくらする。
そんなインパール作戦に付き合って玉砕させられるのはまっぴら御免なので
本当にそんなことになるなら、来夏は北海道に逃げ帰りたいと思っているのに
どさくさに紛れて、種苗法改正案が可決され、
積丹半島を核のゴミ箱にするための文献調査の認可はされ、
北海道がどんどんボロボロにされてしまう。
水源地を外国資本に売り渡している輩もいるし。
食料供給地を大事にしないで、日本国民よ、将来何食べて生きていくつもり?
11月16日
26:55
昨夜いったい何時に寝たのかぜんぜん覚えてないんだけど、
一日すっとばしたのは、納期を目前に切羽詰まっていたから。
なんとか2ダース分の口金はめて、今日無事に納品を済ませた。
口金はめるだけでも過酷だったから、やめときゃいいのに
タッセルも2ダース分作って、丸カン捻ってくっつけたりしたもんだからさ。
いやはや、紙紐に手指の水分油分を奪われて、かっさかさだよ。
11月14日
26:05
ヴォーグ学園、がまぐちの製図講座の土曜クラス。
口金をはめる段階の講習を終えて
帰宅したら今度は自分の宿題で、口金はめ20本ノック。
さすがに爪やら関節やらが痛い。腕も筋肉痛になりそう。
なによりも、湿度30%では接着剤の乾きが早くて参る。
11月13日
26:55
当初の予定から大幅に遅れてしまったどころか
一時中断すらしていたプロジェクトを再開。
延び延びになっていた打合せをやっと実現したら
遅れてよかったこともあり、楽しみな要素が増えた。
再始動後は、順調に運びますように。
11月12日
25:25
本日発売になったばかりの新刊本のお知らせ。
『大人のための かぎ針編みの帽子』(エクスナレッジ)。
私は3型5点、作らせていただきました。表紙の3wayタイプも私の作品です。
ベレーやキャップのほかに、カグールやフードタイプが載っているのがちょっと珍しいところ。
それに、同じ編み地で夏糸バージョンと冬糸バージョンが載っていたりするのも
いままであまりなかったような気もします。
私もほとんど年中、帽子を手放せずにいますが、
髪型がいいかげんな状態でもごまかせるから便利だし、
日差しや強風や、暑さ寒さも防げるし、
慣れてしまうと、被らないと落ち着かなくなってしまうものです。
毛糸2〜3玉でできてしまうから、気軽に編めるしね。
帽子なら、冬糸でいまから編み始めても、今シーズン楽しめますよ。
かぎ針編みデビューにも、帽子デビューにも、おすすめの本です。
11月11日
25:55
水曜手芸倶楽部・青林檎組。
T.T部員は、手織り道具を入れるための、横長がまぐちポーチ製作の続き。
乾燥の季節につきものの苦労をしつつも、口金をはめて、めでたく完成。
午後からは、苺組。
M.Y部員は、靴下の繕いにすっかりはまった様子。いろんな方法があるのね。
お道具入れの中を見れば、木製きのこが増殖していた。
O.S部員は、アランのサコッシュ製作中。
編み終えて脇をとじつつ、ファスナーや裏布をつける準備。
Y.M部員は、指つき手袋を左右同時進行で製作中。
手首までは両方ともできて、いよいよ甲の模様編みに突入。
季節柄なのか、毛糸ものが増えているね。そういえば最近ミシンが動いていないような。
部長もひたすら紙紐広げて丸めてるし。あーまた手が荒れる〜。
11月10日
26:20
10月から新学期が始まったヴォーグ学園の講座、2回目。
午前クラスも午後クラスも、
途中参入の新入生も加わったりしてバタバタしちゃいましたが、
先輩たちがいろいろ貸してくれたり協力してくださったりして
なんとか切り抜けることができました。感謝。
来期からは、午前と午後の区別をなくそうかなぁ、と考えたりしています。
いや既にもうあんまり区別ないし、何やっても自由ではあるんだけど。
また休講などという目に遭わずに、
このまま無事に冬を乗り切ることができますように。
11月9日
24:40
ここ数日、自分がいっぱいいっぱいだったので、
横目で見ながら気を揉むしかなかったけれど
北海道の感染者200人はヤバイでしょう。
それなのにまだGoToキャンペーンやめないんだ? 信じられない。
どうして誰もその影響についてきちんと言及しない?
GoToのツアー客からクラスターも発生してるのに。
寒さのせい? 乾燥のせい?
だったら東北では感染拡大してないのに北海道だけ急増したのはなぜ?
南欧に比べて、北欧のほうが抑えられているのはどう説明するんだ?
こまめに換気しましょう、って気軽に言うけどさ、
氷点下でこまめに換気したらどうなると思う?
そもそも凍りついたサッシなんか開かなくなるんだよ。
緊急提言、ったって、とっくにわかってることしか言わない
学術会議よりも役に立たない分科会のほうを先になんとかしてくれ。
経済を回すという名のもとに、旅行に行く余裕のある人に税金配って、
しかも利権絡みの業界団体だけ潤して、ウイルスばら撒いてるだけじゃないか。
先行して道民割やってたときには、感染抑えながら道内の経済回せてたのにね。
せっかく島国なんだから、北海道なんてその中の大きな離島なんだから
賢く対策すれば封じ込めることはできたはずなのに。
賢い政治家のいる台湾やニュージーランドが羨ましい。
11月8日
25:30
ダウナーな状態からは脱出した。
昨夜はもうダメだギブアップ、と思ってヘトヘトで寝たのに
どういうわけか作品仕上がっちゃったよ。
力技で無理やりまとめてしまうことでどうにか切り抜けてることが
最近ちょいちょいあるな。大人になったってことか。
しかし右手の指先は4本が鏡餅。痛くて糠床になんか触れない。
11月7日
26:15
無駄な修行はもういらないから来年は仕事の中身を考えよう。
引き受けた自分がバカだったとつくづく反省。
こんなもん人に勧めたくないなと思いながら作るのってつらい。
今年いちばんのストレスフルな状態。
11月6日
26:20
引き続き宿題追い込み中。
けっこう逼迫した綱渡り状態。
そういうときに限って届く新規の依頼や別件の進捗お伺い。
ごめん、いま返事書いてる暇ないからちょっと待ってて。
11月5日
25:55
そして、次に控えし宿題に移る。
指先がカチカチになってるけど、冬糸に替わったから少しだけ手に優しい。
それと、ずーっと6号のかぎ針で編むことばかり続いていたのが
8号に持ち替えただけで、これまた少しだけ手に優しい。
でも、はじめてトライする編み地なので、編んではほどきでなかなか進まない。
11月4日
25:15
水曜手芸倶楽部・杏組。
M.M部員は、セーターの袖を編んでいたけど、
あれは通算何枚目になるんだろう?
ロープをぐるぐる縫って作るバスケットも楽しいね。
I.M部員は、2種類の革を組み合わせて作るトートバッグの見積もり。
さらに、鍋つかみの型紙や、サコッシュのサイズなどもチェックしていたから
作りたいものがたくさんあるのね。
午後からは、葡萄組。
M.T部員は、ファスナーで開閉するタイプの通帳ケースを製作中。
帆布とリバティを組み合わせ、大小のポケットをつけて、
縁はバイアステープ処理、と、いろいろな工夫盛りだくさん。
部長は合間に仕上げの糸始末をし、原稿をまとめ、梱包をして
宿題をひとつ送り出した。ふ〜、ぎりぎり間に合った。。。
11月3日
26:30
かぎ針を持ったままソファーで寝落ちしてしまうことが増えている。
目が覚めて、ブランケットを畳もうとしたら、痛っ! となって
よく見るとニット用のまち針が刺さっていた。
危ないな。
やっぱりソファーはダメだ。立ったまま編もう。
11月2日
25:55
肩は痛いわ指先は裂傷だらけだわで満身創痍なのだけど
締切の日はどんどん迫ってくるので、
いろんなものを貼ったり巻いたりしながら編み続ける。
でも、お風呂に浸かったらちょっとだけ生き返った。
テーピングして編むなんて、なにゆえこんなに体育会系?
11月1日
25:20
信じられないことに、11月になっちゃいましたよ。
まぁ、今年は誰もが消化不良な気持ちでいるだろうけれど。
パラレルワールドの、悪い側にたまたま迷い込んでしまっただけで
向こう側では何事もなかったように世界は続いていたりするんじゃなかろうか
などど思って、電信柱の裏側をすり抜けてみたりしても
やっぱり何も変わらないのだった。
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