2月29日
24:10
4年に一度のおまけの一日は、
確定申告の書類一式を抱えて税理士さんのところへ出かけ、
重かった肩の荷を下ろした。
帰り道は少し速度を落として、長閑な住宅街の坂道を歩きながら、
家々の庭先の木々に春をたくさん見つけた。
作品製作に煮詰まりながら引き蘢ってる間に、季節がどんどん進んでしまう。
2月28日
24:50
日曜手芸倶楽部・梨組。
Y.A部員は、革のファスナーポーチの続き。
袋に縫い、タブや引き手飾りなども作って仕上げ。
T.C部員は、フラットバッグの続き。
前回ポケットはつけてあったので、持ち手を作り、袋に縫って完成させた。
午後からは、桃組。
O.S部員は、三つ折り財布の続き。
革×布のコインケースを縫い返すのにちょっと苦労したけど、もう一息。
Z.F部員は、アルミパイプハンドルバッグの続き。
何度か縫い直しながら難所の口布をつけて、だんだんバッグの形ができてきた。
K.N部員は、パジャマのボタンを付けて、ほぼ完成に漕ぎ着けたあと、
ハサミカバーを作ろうとしていた革の端ぎれで、方針変更してコサージュを作った。
素材は適材適所が肝心なのね。いろんな場合にあてはまることだけれど。
部長はただいまその適材適所を見極めて決断するのに連日悶絶中。
2月27日
24:30
土曜手芸倶楽部・蜜柑組。
M.S部員は、革に初挑戦。端ぎれでハサミ&目打ちカバーを作り始めた。
型紙を作って裁断、貼り合わせて針穴をあけるところまで。
H.K部員は、念願の、スパングル生地のファスナーポーチを作り始めた。
いろいろ考えながら工夫して接着芯を貼り、裁断まで完了。
そろそろ春っぽいものを作りたい気分よね。私もなんか作りたいなぁ。。。
2月26日
25:55
美瑛の哲学の木、なくなっちゃったのね。
そんなことならもう一度ちゃんと見ておけばよかったな。
青い池には何度も行ってるっていうのに。
伐採の理由は、お行儀の悪い観光客に手を焼いたせいだと伝えるニュースと、
いや、どっちみちもう寿命だったんだという説とあって、
まるで聞こえ方が違うんだけど。
でも、ポプラっていう木はもともと寿命があんまり長くはないらしい。
願わくは、心静かに畑仕事に勤しまれんことを。
2月25日
25:25
実現するかどうかは謎だけど、できるといいね、の打ち合わせ。
昨日突然お電話いただいたけど、Sさん、じつは約10年越しでお目にかかれたのね。
しかも、以前某雑誌で私が作った材料キットで自作してくれて
ずっと愛用中という長財布を見せてもらって、感激。
実現できるといいな。
2月24日
24:50
水曜手芸倶楽部、今日は午後の苺組のみ。
M.S部員は、アルミパイプハンドルバッグ3姉妹最後のSサイズの仕上げ。
底板を入れて底鋲を打ち、返し口をまつって完成させた。
A.Y部員は、以前作って愛用中のリネン帆布のポーチに仲間を作るべく裁断したあと、
残り布に自由なミシンステッチを加えて、かわいいコースターを作った。
M.Y部員は、分厚い生地サンプル帳を持参してきて、
いろいろ楽しい展開が期待できそうな新規プロジェクト相談会の続き。
M.T部員は、革のトートバッグの仕上げ。持ち手をカシメで留めて、ついに完成。
その後、がまぐちポーチも縫ったりしていた。手を労って、革はしばらくお休みかな。
ここんとこ煮詰まっていた部長は、みんなのおかげで少し換気できた感じ。
明日からまたがんばろう。
2月23日
24:40
最近ついた変な癖。
いつも使っている不織布の接着芯、
アイロンが温まるのを待つ間に、いったん、くしゃくしゃに揉んでしまう。
それを伸ばしてから、布に貼る。
布の性質にもよるし、でき上がりのイメージにもよるけれど
ちょっとパリッとしすぎるのがイヤだなというときには、いいかも?
ほんとにいいかどうかは、まだデータが足りないから、謎だけど。
2月22日
25:55
病院に行って定期検診のあと、不動産屋に行って契約更新。
という野暮用にかまけて、今日はハサミもミシンも進まず。
もうひとつ、税理士事務所に行くという野暮用を片付けないと春は来ないな。
猫の日だそうだけど、ミケコ先輩には特にお構いもせず。
2月21日
24:50
1個完成。と思ったら、最後に発覚した致命的なミス。
結局、全部巻き戻し。ほどいて、アイロンで伸ばして、裁ち直して、縫い直し。
直すって、たいへん。
いっそ最初から新たに作ったほうがよっぽど早いのだけど、
生地に余裕がないからそんな贅沢もできない。
思わぬところで足止めを食らってしまった。
きちんと検証しないで見切り発車したんだから自業自得だけどさ。
2月20日
26:55
放ったらかしのプランターをよく見たら
ハコベとカタバミに浸食されていた。慌てて草むしり。
ときどき香菜も一緒に引っこ抜いてしまう。
ルッコラがやけに平たく伸びている。葉っぱのぎざぎざが深くて硬そう。
うっかりしていると、おいしい時期を逃してしまうから、
マメに収穫して食べないとね。明日はルッコラ炒め。
2月19日
25:20
生地は届かないけど別のパーツ集めに出かけた。
ついでに数軒ハシゴして足りないものをいろいろ仕入れたら、
お財布がすっからかんになってしまった。
いいのだ。出さないと入ってこないのだ。
お財布新調したいなぁ。。。っていつから言ってんだろ。
お財布の本なんか作っておきながら、自分はいまだ古財布。
2月18日
23:25
製図と型紙作りの一日。
といっても、ほとんどは生地の割り振りに悩んで
作業台の周りをぐるぐる回っていただけだったりする。
ミシンもアイロンも一度も出動しなかったし、
結局何ひとつ完成していない。頼んだはずの生地もさっぱり届かないし・・・。
2月17日
26:10
水曜手芸倶楽部・杏組。
Y.N部員は、フラットバッグの続きで、ゴール1歩手前まで進んだ。
なんてったって、どんぴしゃの裏布を見つけてきたしね。
M.M部員は、円筒形ペンケースの続き。
エレメントを隠してつけるタイプのファスナーつけも順調。
通し受講のM.M部員、午後からの葡萄組では
円形まちもきれいに縫い合わせた。あとは裏布つけるだけだったのに〜。。。
F.F部員は、かぎ針アランのグラニーバッグの続き。
ときどき迷子になりながらも、一歩ずつ進んでいる・・・はず。
そんなみんなの横で帆布を広げていた部長の悩みは、夜更けていまだ解決に至らず。
2月16日
23:55
我ながらものすごい勢いでやっつけている。
昨日届いたばかりの生地にじゃかすかハサミを入れて、
今日のところは、11分の7が終了。ふぅ。。。
あと4つ、がんばるぞ。
2月15日
25:40
けっこうな勢いで大きい宿題を広げていたところへ、
小さい宿題に使う生地がやってきたので
作業台の上がすごい地層になってしまった。
あとから来たけど先にやっつけてしまいたいので、
届いたばかりの生地をさっそく料理。
広い面積で見ると、スワッチの印象とぜんぜん違うんだよなぁ。。。
2月14日
25:25
日曜手芸倶楽部・梨組。
T.C部員は、1作目のフラットバッグの続き。
裏布の裁断の続きをして、ポケットを作ってつけた。
体験レッスンにいらっしゃったTさんは、
ヒッコリーのコサージュを仕上げて、来月から入部予定。
午後からは、桃組。
O.S部員は、革×リバティの三つ折り財布の続き。
札入れ部分はほぼできあがって、あとはコインケース部分ね。
Z.F部員は、アルミパイプハンドルのバッグを縫いつつ、
同時進行で各種ちびがまぐちの量産態勢。
K.N部員は、リネンのパジャマの大詰め。
あとは縁をぐるっと縫うだけ、なところまで宿題でがんばって進めてきたので、
何カ所かの縁をぐるっと縫って、残すはボタンホールのみ。
いいなー、部長もリネンで衿のついたもの縫いたいなー。
2月13日
25:05
土曜手芸倶楽部・蜜柑組。
M.S部員は、ラミネートのファスナーポーチ。
外側はできあがって、裏袋を手でまつる作業を宿題に。
H.K部員は、ラミネートのトートバッグの総仕上げ。
口もとにグログランリボンを叩き、返し口を手でまつる作業を宿題に。
ふたりとも、ラミネートならではの苦労もいろいろ経験しちゃったね。
どんな素材にも一長一短あるからね。
2月12日
25:40
この冬はすっかり湯たんぽ依存症になってしまった。
といっても、小さめのドリンク用アルミボトルを
湯たんぽとして転用しているだけなんだけど。
余り毛糸をちゃちゃっとかぎ針で編んだカバーをかぶせて。
ポットに残ったお湯を使えば、温度もちょうどいい。
昔々は、豆炭(まめたん)を熾すのが毎夜の恒例行事だったな、と思いながら
試しに検索してみたら、豆炭あんか、Amazonで売ってる!
しかもレビューを読んだら、燃費がよくて経済的と、概ね好評。
抜群に暖かいもんねぇ。寒冷地ではいまも使われているのね。
2月11日
25:30
いつまでもエンジンがかからなくて
方眼紙に線ばかり引いていても埒があかないので、
なんでもいいから強制的に始めることにする。
使うと決めた生地は、とりあえず水通ししてアイロンかける、
決まったものから接着芯を貼って裁つ、縫えるところは縫う、などなど。
やる気スイッチを押すには、なんでもいいからとにかくやり始めることだね。
そしたらそのうち自動的にスイッチが入る気がする。押しがけ、みたいに。
2月10日
26:15
水曜手芸倶楽部・青林檎組。
F.F部員は、かぎ針アランのグラニーバッグの続き。
とっかかりのところで表裏が逆になっていることを発見して、修正。
もうひとりで編み進められるはずなので、宿題でがんばってきてね。
午後からは、苺組。
M.S部員は、アルミパイプハンドルバッグ3部作のSサイズ。
ポケットを縫って、口布を縫って、細かいパーツの準備はできた。
きっとすぐ仕上がるので、次の計画も練らないとね。
M.Y部員は、わくわくするような生地見本帳を持ってきて、秘密の相談。
夢が膨らむな。なにか楽しいことができるといいな。
このところちょっと楽しくないことがあったので、楽しそうなことを考える時間は救い。
2月9日
25:05
4月に発売になる本の作品をいくつか作らせていただいた、某素材メーカーさんの展示会へ。
って、じつは一昨日の撮影は、その本の口絵だったのだけれど、
今日はもう作品たちは澄ました様子でショールームに飾られていた。
いつもながら、自分の手から生まれたものたちなのに、
外で会うと、気恥ずかしくて妙な気分になる。
この本の詳細は、発売日が近くなったらお知らせしますので、お楽しみに。
偶然、同じ時間帯にいらしてた編集NさんやSさんにもひさしぶりに会えたので、
早い時間に出てきてよかったなー、と思いながら、
その後、徒歩圏内にあるおなじみのパーツ屋さんへ。
素敵な空間に変身中のお部屋で、思いがけずおいしいランチまでいただき、
頼んでおいたものをピックアップ。これはもっと先に発売になる本の準備。
さぁ、もう言い訳はできないので、本気モードにスイッチ入れなくちゃ。雑念は振り払おう。
2月8日
24:55
そうそう、少し前に発売になった『ファスナーの本』の掲載作品が
ただいま、新宿オカダヤ生地館階段脇のウインドーにディスプレイされていて、
私の作品もいくつか紛れ込んでおります。
手芸部員以外のかたに現物をご覧いただける機会ってなかなかないので、
通りかかったら眺めてみてね。たぶん1か月くらいは展示されるはずなので。
本自体は、どうやら売れすぎて品切れになってるようだけど。
2月7日
24:50
昨年末に編んでいた作品の撮影現場を覗きに行った。
共著のニット本なので、おまかせすれば済んだのだけど
現場で面倒を見たい作品が多かったので。
カメラマンU氏と約20年ぶりの再会で、
脳味噌の奥のほうにしまい込んでいた古い記憶を発掘。
ハーフのかわいいモデルがいる現場なんてひさしぶりで楽しかった。
なにより、自分の作品の不備を修正できて、よかった。
この役割のために呼ばれたのか、ということが多いな、最近。
2月6日
25:20
方眼紙をじゃんじゃん使ってひたすら製図するも、
なかなか型紙の完成には至らない。
たまっていくのは、消しゴムかすばかり。
実物大型紙を写すだけで作れるのっていいなぁ。
その実物大型紙を作るのはたいへんなのだ。
2月5日
25:05
冷凍庫には、いろんなものを冷凍してあるのだけれど、今日はシジミ汁を作ろうと思い、
ジップロックの中で固まっている冷凍シジミを取り出して鍋に投入した、つもりだった。
ん? なんかちょっとへん? 皮がむけてる?
と、異変に気づいたときには遅かった。
シジミだと信じていた黒い粒々、それは黒豆の水煮だった。
しょうがないので、開き直ってそのまま味噌汁にしてみた。ついでに豆腐も投入。
黒豆と豆腐の味噌汁。黒い楕円と白い直方体が浮き沈みする赤茶色の液体。
ちょっと変だけど、まぁ、アリだった。大豆イソフラボン摂取過多ではあるものの。
こういう、いままでそんなことやったことがない
びっくりするようなミスをやらかすことがあるのは歳のせい?
人生はリカバーの連続だ。
2月4日
25:30
ものをつくる、と、ひとくちに言っても、その有りようはさまざまで、
一瞬の閃きと瞬発力で何かを生み出す種族もいれば、
日々こつこつと実験テータを積み上げる研究者のように何かを生み出す種族もいる。
後者のような人々の仕事に触れ、その質と量に圧倒されたとき、
私はいつも最上級の称賛と尊敬を込めて、変態、と呼ぶ。
いままでに何かをつくることを教わった師匠は数名いるけれど、みんな素晴らしい変態。
この人も、間違いなく、ド変態です。
下田直子 ハンドクラフト展 ー手芸っておもしろい!ー
珍しく会期のはじめに出かけ、ひさしぶりに圧倒されてきました。
昔ちょっとだけお手伝いさせていただいたときの自分の手の痕跡にも再会できたし。
もう、毎日通いたいくらい。まったく足もとにも及ばないけれど、私もがんばろう。
日本橋三越新館7階ギャラリーにて、2月15日(月)まで。見ないと大損しますよ。
2月3日
23:55
水曜手芸倶楽部・杏組。
しばしのお休みから復帰のU.T部員は、革のトートバッグを作り始めた。
サイズを決めて、型紙を作って、裁断の途中まで。
本日入部のY.N部員は、第一作目のフラットバッグ。
接着芯に製図、裁断して、表布の準備は完了。
午後からは葡萄組。
長いお休みから復帰のY.M部員は、エルボーパッチ用の革を大量に裁断。
自作のジャケットやニットにつける作戦。
M.M部員は、さっそく『ファスナーの本』掲載のポーチを。
ファスナー作るところから始めたからなかなかたいへん。
M.T部員は、革のトートバッグのクライマックス。
脇と底を縫って、一気に袋に仕上げた。あとは持ち手をつけるのみ。
さて、部長はこれから節分の夜の恒例行事。磁石で南南東を確かめて。
2月2日
24:20
夕方から、並走する小ちゃい宿題の打ち合わせ。
アイテムは決まったので、生地を選ばないといけないのだけれど
まいどのことながら生地見本から選ぶのが難しくて、悩む。
さっきからずっとぐるぐる堂々巡り中。
2月1日
25:45
早くもカレンダーを1枚めくることになり、やや慌てる。
新規プロジェクトは材料集めの初期段階で、ほぼ、まだ何もないと言っていい状態。
それでも、せめていまのうちにできることを少しでも、と型紙を作り始める。
こうして無理矢理手を動かしているうちに、どこかのタイミングでスイッチが入るはず。
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