アトリエ便り


まだ10月。と思っていたい。


10月31日
23:55
まだ自分の革漉き機を持っていない若い友人が、革を持ってやってきた。
革漉き機というのは、ざっくり言うと、
縫い代になる部分などの革の厚みを薄く調整するための道具。
ペダルを踏むと円筒形の刃がぐるぐる回って、その上に革を通す仕組みなんだけど
私もまだまだちゃんと使いこなせているとは言えない。
角度や厚みの微妙な調整が難しいし、革によっても違う結果が出たりするし。
端革で何度も試し漉きをしてみて、ようやくいい具合になった。
最初は慣れない手つきでおそるおそるだった友人もだんだん慣れて、無事作業完了。
また使いに来ていいからね。おたがい精進しましょう。
10月30日
24:30
新宿ユザワヤ・プレオープン、行きました。が、何も買わずに出てきました。
案の定、語るべきことは何もなし。以上、おしまい。
気を取り直して、夜は大学時代の友人たちとの約束で、銀座へ。
ちょっと懐かしいスペイン料理屋で、オリーブやらチョリソーやらパエージャやら。
そしてまた忘年会の企画が持ち上がる。
12月は大変だ。けど楽しみだ。
あ、ここで軽く告知しとくわ。あらためてメールするけど、
27代のレディース会(って言うと誤解されそうだな)やるからねー。
10月29日
24:15
長風呂してるうちに日付が変わっていた。。。
セール最終日で、カット台もレジも大行列の新宿オカダヤにて
やはり仕入れ途中の友人と偶然会い、
そのままハンズまで流して、けっこうな荷物になってしまった。
明日はユザワヤだよ。新宿がえらいこっちゃ。
10月28日
23:55
本日の水曜手芸倶楽部は、
完成した布バッグの共布でコサージュを作る人、
棒針で毛糸の帽子を編み始めた人、
手縫い革バッグを作り始め、今日は内ポケットをつけた人
と、例によってみんなバラバラでいい感じ。
今年ももう残りあと何回、と、先が見えてきたもんだから
年内にこれを完成させよう、と気合が入る。
同時に忘年会の打合せも余念なく。
あっという間に年末になっちゃうもんねぇ。。。
10月27日
23:30
昨日amazonから不意打ちでdmが届いて、本人が腰抜かしたんだけど、
もしかするとここ読んでくださってるかたのところにも届いていて
なんのこっちゃ? と訝しがられてるかもしれないと思い
恥ずかしながら、いちおうお知らせしておきます。
てぇへんなことになりやしたぜ。
おいら、全米デビューっす(笑)。
間髪入れずに、今日手もとに現物の本が届きました。
『旅のはじまりは このバッグで』を作らせてもらってから、かれこれ4年近く。
こんなガイジンに変身し、海を越えて帰ってきました。
翻訳本の話はずいぶん前に聞いていたけれど、
日本の編集担当者も著者もまったく蚊帳の外だったので、この表紙にゃびっくり。
しかし! 現物のタイトルは「20 boutique bags to sew」なのに
amazonのほうは「30」になってる。10個もサバ読んでるのはどういうわけだ?
それに、素材の表記間違ってるぞー、っていう箇所もあるけれど
全体としては、もとの雰囲気を壊さずにうまくまとめてくれたと思う。
あちこちに日本の素材を使っていたので、読み込んでいくと面白い。
「sanada braid」「meisen silk」「kamogawa thread」「tenugui towel」etc.
しかし、ヤード表記だと半端な数字ばっかだな。。。
しばらくの間、重箱の隅突つきを楽しめそうです。
英語圏の書店でこいつを見かけた際には、レポートお待ちしておりまする。
10月26日
23:50
外は大嵐だし、身体は変な筋肉痛だし、
昨日の片づけをしながらだらだらする日、と決めて
ほんとうにだらだらしていた。
が、昨日履いてたブーツを磨き始めたら止まらなくなって
下駄箱から何足も引っぱり出し、しばし靴磨きに励んだ。
靴磨きでいちばん大事なのは、コバにしっかりブラシをかけること
と、靴を作っている人から以前聞いたことがある。
それを思い出しながら、まず、しっかりブラシをかける。
クリームを塗り込んだあとの仕上げの磨きに
紅絹(もみ)の端切れを使うのは、誰かに聞いたんだったか
自分で思いついたんだったか、定かではないのだけれど
これは効果的な気がする。黒や茶などの濃い色の靴、または赤に限るけど。
汚れが落ちて、傷も目立たなくなって、
つるっと鈍く光る靴のつま先が並ぶのを見ると、嬉しくなる。
10月25日
24:15
私、晴れ女だったはずなんだけどなぁ。
寒い中ニコタマまで足を運んでくださったみなさま
どうもありがとうございました。
おかげさまで、なんとか無事に終了しました。
お天気よかったらもっと楽しいんだけどねぇ。
次回は太陽を拝めるように、いっそう精進します。
しかしほんとに寒かった。みなさま、風邪をひかないようにね。
私は、ただいま「ミケこたつ」で暖まってます。
今夜はさすがにビールじゃないなぁ。。。
10月24日
23:30
ひさしぶりに全員揃った土曜手芸倶楽部。
全員揃うと、部長は忙しい。でも面白い。
いまはみんなそれぞれ違うデザインのバッグを製作中で、完成を見るのが楽しみ。
振り返ってみれば、土曜日はほとんどバッグばっかり作ってるな。
水曜日は、下手すると全員バッグじゃないもの作ってるときがあるけれど。
おずおずと手芸倶楽部を始めてみて、早くも1年たちました。
部員のみなさま、ありがとう。
まだまだ至らない部長ですが、これからもよろしくね。
課外イベントもいろいろ実行したいもんです。とりあえずは忘年会か。
それにしても明日の天気が心配だ・・・。
10月23日
25:30
いやはや、ここ書くのもすっかり忘れるほど熱中してた。
明後日のニコタマ・マルシェに向けての製作ラストスパート。
けっこうがんばったよ。細かいものばかりだけど、アイテム数はあるよ。
あ、「xixiang」という名の店はないけどどこにおるんだ?
というお問い合わせをいただいたりしますが、
「生活+書店」というとこに居候しとります。
私は書店業務は担当してないので、もっぱら生活部門だけですが。
見かけたら気軽にお声かけてくださいましね。
10月22日
23:55
うっかりすると、かぼちゃ+さつまいも+さといもなんかが
同時にテーブルに並んでしまったりして、でんぷん質摂取過多である。
さらに豆まで煮ちゃったりして。気をつけないと栗も混じるぞ。
秋深し。そのわりにはさっぱり涼しくならず。
10月21日
25:10
東側に窓がないので、夜も更けてから外に出た。
わりと近所に、比較的東の空が開けていて街灯の少ないスポットがある。
いつか、ペルセウス座だったかしし座だったかのときにも
そこでしばらく空を見上げたことがある場所なのだ。あのときはけっこう流れた。
しかし、今日はダメだったねー。
オリオン座のメジャーな星は全員揃ってたけど、ちーとも流れないったら。
両手をかざして街灯の光をハレ切りしながらじっと立ってると、ただの不審者なので
東の空を睨んだまましばらく直進し、北へ折れて右上を見ながら歩き、
ときどき後ろを振り返りつつ西へ向かい、左折して南へ戻る途中の
空の広い場所で、やっと1個、流れた。
ベテルギウスの左から、シリウスの方へ、しゅっ、と。
今夜の収穫はそんだけ。これじゃ流星群じゃなくてただの流星。
近所を反時計回りに四角く歩いただけで流星群を見ようなどと
そんな安易な心構えじゃ無理か、東京じゃ。地上が明るすぎるもんなぁ。
10月20日
23:55
ビーズとか、細かいパーツをいじっていると、よく落とす。または飛ばす。
見失ってしまい、作業台の下に潜り込み、床に腹這いになって探す。
見つかって拾い上げ、起き上がろうとして、作業台に頭をぶつける。
見つからなくて起き上がろうとしても、作業台に頭をぶつける。
ということを、よくやらかす。
今日もそんな捜索ばかりしていた。
いまだ、丸カンが1個行方不明。。。
10月19日
23:50
周りでおめでたいことが多いということなんだろうけど
今月はラッピングをする機会が多い。
ラッピング、ほんとはあんまり得意じゃない。と自分では思っている。
もちろん、そのためにわざわざ何かを買ったりはしない。
日々捨てずにため込んである空き箱やら紙やら紐やらリボンやらを
引っぱり出して来て、即興でなんとかまとめてしまう。
手芸倶楽部で、部員のみなさんが生地を裁断するとき、いつもしつこく
耳を取っておけだの、端切れを捨てるなだのと
みみっちいことを言ってるけど、こういうときほんとうに役立つのよ。
細長く裁った耳はリボンの代わりになるし、小さな端切れもシールになるしね。
10月18日
25:30
どうもこのところ平日はだらだらふらふらしていて、
日曜日になると、真剣に働いているような気がする。
それも日曜日の夕方から夜中にかけてが
一週間のうちでいちばん集中力が増して、仕事が捗っているような。。。
世の中と逆行しすぎだよな。
10月17日
25:00
シロクマ騒動でうかうかしてたらあと1週間だ。やばい。
慌てて告知します。
来週の日曜日・25日、ニコタマでのイベント
marche de couleursに参加させてもらいます。
私は3回目になるのですが、回を重ねるごとに出店数も増え、賑やかになっている模様。
ただいま私も細かいアイテムを仕込んでおります。巻き入れねば。
おいしいお店もいろいろあるよ〜。どうぞ遊びに来てくださいまし。
10月16日
24:40
ついにこの日が来てしまいました。shirokuma通信、最終号です。
ほんとは明日がラストナイトなんだけど、明日は暴動が起きそうなのと
ラーメンは今夜でおしまい、なので、我々は今夜集いました。
我々って誰かって? ここ2か月ほどで異常に盛り上がった北高&東高の混合部隊です。
あ、旭中の、フランケンk君も来てましたぜ。
私は、いまや自分がどこの高校の卒業生なんだかよくわからない状態で、
しれっとして北高同期会に紛れ込んでも大丈夫なんじゃないかという気がします。
が、しかし! 明日から我々はいったいどこで集えばいいのだ?
とりあえず、ジンギスカン・パーティーを実現させようね。
高倉のボトルは、私が責任持って預かっとくからさ。
10月15日
23:55
ふつう自主的には選ばない色を前にすると、しばらく途方に暮れる。
距離感をうまく詰められないんだよなー。
自分で使うものじゃないんだから、べつに詰めなくてもいいんだけど。
何を前にして途方に暮れているかというと、ゴールドの革なんだけどね。
10月14日
23:40
今日の水曜手芸倶楽部は、布バッグを仕上げた部員、
おそるおそる革バッグにチャレンジを始めた部員、
長いブランクを埋めようと久しぶりにかぎ針を手にした部員
と、あいかわらずバラエティに富んだ眺めでした。
それなのに、軽い二日酔いと睡眠不足と
午前中の打合せ疲れを引きずったままなだれ込んだ部長は
ちょっとテンション低かったかも? ごめんね。
10月13日
25:00
えーっと、蝦夷地のみなさま、shirokuma通信・最終回ひとつ前の号です。
今夜は「ニンニク・ネギこがしラーメン」を食べて参りました。
ひとまわり下の南高ogを連れて行ったら、北高同期にも遭遇しました。
なんてーの、本屋とかレコード屋とか喫茶店とか映画館とかの
ローカルな固有名詞だけで酒が飲めちゃうのって、
やっぱり、なにものにも替え難いものがあるよね。
だから閉めるんじゃねーよ、と、今日も店長hに説教してきたんだけどさ。
で、金曜日はラストナイトなので、みんな、飛行機飛ばして駆けつけるように。
合い言葉は「じょっぴんかった?」です。
10月12日
23:50
夕方、野菜を入れた蒸籠を火にかけて仕事していた。
上段にブロッコリー、下段にじゃがいもの2段重ね。
ブロッコリーは早く蒸し上がるから先にはずして、
じゃがいもはまだまだだからと、また仕事の続きに戻った。
しばらくして、キッチンから香ばしい匂いが漂ってきた。
・・・香ばしい? 焼き芋つくってるんだっけ私?
いやいやいや、やばい、蒸籠をのせた鍋が干上がっている匂いだっ。
慌てて火を止めながら、昔、下1段燃やした前科があることを思い出した。
10月11日
23:55
数日前にクッションカバーを冬物にチェンジしたら、ミケコと奪い合いになっている。
表にフェイクファー、裏に帆布を使って作ったもので、
ファーは、無地のとアニマル柄のとがある。
素材は同じなのに、なぜかミケコは無地よりアニマル柄が好みらしい。
特にお気に入りはソファーの上のキリン柄のやつ。
でも、私もキリン柄のが好きなのだ。そこで争奪戦になる。
ちょっと席をはずして戻って来ると、ちゃっかりその上で丸くなってやがる。
あんた全身に毛が生えてて模様もついてるんだから必要ないでしょうが。
10月10日
23:40
土曜手芸倶楽部、今日は次々にフィニッシュ。
素敵なプリントを生かしたバッグが完成しました。
そして、かぎ針編みに本腰を入れて取り組み始めた部員も。
縫うのと平行して、毎回ちょっとずつ進めていきましょう。
10月9日
25:50
おそらくは、最後から2番目の、ひょっとすると最後の、shirokuma通信。
昨夜、店長hから「来週いっぱいで閉店します」というメールをもらって激しく動揺し、
血相変えて駆けつけてみたら、そこはもはや旭川人の坩堝と化していた。
今夜は、旭川の東南西北高ob&ogが一堂に会していた。
あいかわらず北高勢強し。
しかし、心の拠り所がなくなって、我らがソウルフードを食べられる場所もなくなって
私はいったいどうすればいいのさ?
10月8日
24:20
寝ている間にクライマックスは終わってたみたいなんだけど、すごかったねぇ。
みなさま大丈夫でしたか?
うちのベランダの植木鉢たちは全員無事でした。
無事どころか、ホコリっぽかった葉っぱがツヤツヤになってたりして。
台風一過の、独特の清々しさって嫌いじゃない。
すべてが洗い清められたように光ってて、でもまだ風は猛烈で。
部屋じゅうの窓を開けて風を入れたら、部屋の隅でホコリが舞った。
いっそのこと、うちの中も洗い清めてもらえばよかったか・・・。
10月7日
23:45
天気が悪いというだけで外に出たくなくなるので
今日ももう少しでサボりそうだったのだけど
えいやっと気合を入れて、修行に出かけた。
帰宅した途端に糸が切れ、ぐったり疲れて爆睡。
目が覚めたら頭痛。だめだ、低気圧が近づくと頭が痛くなる。
ちゃんと頭の上に1気圧のっかっててくれないと調子が悪い。早く寝よ。
10月6日
25:05
お題をいただき長らくお預かりしていて、
思えば1年ほど前にクリアしていたのに
なかなかタイミングが合わなくて渡しそびれていたものを
ようやく手放すことができて、肩の荷がひとつ下ろせた。
解答も気に入ってもらえたようで、よかった。
10月5日
23:50
外はどんどん雨足が強くなってきている模様。
ものすごい台風が近づいてるらしいね。
関東地方に上陸したら、最大記録タイの規模だそうな。
今週の予定ちょっと見直さないと。
10月4日
23:45
出歩いてばかりいた一週間の締めくくりは、
洗濯しながら常備菜を仕込んだり、
鈴鹿を観ながらアイロンかけたり、
ゆっくりお風呂に浸かったりしていた。
こういう日がときどき挟まらないとやっていけない。
悪習を絶ち、時間の使いかたを意識的に変えようと思っているこのごろ。
10月3日
25:30
たぶん初めて(もしかすると2度目かも)降り立つはずの町へ出かけた。
どこかといえば、それは亀有。
友人が出演するフラメンコの舞台を観に出かけたのだけれど、
ミーハーな私は、もちろん開演時間より早めに着いて
両さんの銅像を拝み、香取神社にもお参りし、亀有公園でひと休みしてから会場へ。
あ、北口交番の前も通ったぞ(あそこは関係ないらしいが)。
それはさておき、肝心のフラメンコである。
これまた、スペイン料理屋で酔っ払いながら眺めた記憶はあるものの
ステージ上で大勢が踊るのを観るのは初めてだった。
例によって衣装にも釘付けになっていたのだけど、
色とりどりの水玉や花柄のたっぷりボリュームのあるスカートを翻しながら踊るさまに
昔、海中でよく遭遇したウミウシたちの姿が浮かんでしまった。
そういえばスパニッシュダンサーって名前のウミウシもいたっけ。うまいネーミングだ。
舞台上の友人m子はかっこよかった。彼女の鍛えられた腹筋を思い出し、
いくら感化されやすい質の私でも、あれはできないな、と思った。
でも、なにか身体を動かすことをやってみたいような気持ちにさせられた。
来年のステージも楽しみにしているよ。
10月2日
22:50
3か月ぶりに、出張手芸倶楽部@二子玉川リネンバード・第2弾。
今回の演目は、こま編みのボールをつないだアクセサリー。
前回のがまぐちポーチよりも道具立てはコンパクトだったから
ゆっくり落ち着いて進められたものの、
サンプルとして製作した完成品と同じ状態にまで至った人はゼロ。
やっぱり編み物って時間がかかるもんだなぁ。。。
でも、あとは繰り返しの作業なので、忘れないうちに続きを編んで
ご自宅で完成させてくれることを祈ってます。
まとめかたは同じ形じゃなくてぜんぜんokだからね。
ご参加いただいたみなさま、スタッフのみなさま、どうもありがとうございました。
10月1日
23:00
芯入りボタンホールに初チャレンジ。
新しいほう(って言ってももう2年近く経つけど)のミシンの取説には
いろんなタイプのボタンホールの縫い方が載っている。
オートマチックで一周縫ってくれるし、しかも一度作ったサイズを記憶させておけるから
前立てなどに何個も同じものを作るときにも、らくちんなのだ。
だからちょっと手の込んだのでも、やってみようという気になった。
ところが、とんだ落とし穴。
いろいろ改良されたらしい、見かけはデキるやつ風の、新型のほうの押さえ金ったら、
30mmまでしか対応していないのだった。私が開けたいのは35mm。
がっかりしながら、15年選手の旧型のほうの取説を見てみたら、
こっちは、どんな大きなのだろうとサイズは無制限。
作業は面倒だけど、マニュアルのほうが融通が利いて便利なときもあるもんだ。


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