アトリエ便り


毎年のことながら雨季は苦手。


6月30日
3:30am
hola! buenos dias!(←気持ちはすっかりスペイン人)
ちょっと仮眠しとく予定だったのに、結局この時間まで編み続けてしまった。。。
そうそう、アンデルセンの『白鳥の王子』でしたね。
悪い魔女に魔法をかけられて、白鳥にされてしまった11人の兄たちの
魔法を解くために、イラクサで服を作ったのね。
完成するまで誰とも喋っちゃいけない、なんていう縛りもありましたね。
おしえてくれたhさま、素早いリアクションをありがとね。
それにしても最後まで起きてられるかなぁ。。。
ま、眠くなるようなゲームにゃならんだろうけど。あー、どきどきしてきた。
6月29日
2:40am
目下の宿題、裂き編みに没頭中。
手が痛い。。。明日あたり、水疱がいくつかできそうだ。
もともと手の皮膚が薄めにできてるようなんである(ツラの皮は知らんが)。
ちょっと重い荷物持つとすぐ指の付け根にマメができるんである。
裂き編みの編み紐は毛糸と違ってテンションきついし、
おまけに時間ないから猛スピードだし。常にかぎ針が当たる場所が痛いのだ。
ときどき、腫れ気味の指先を氷水で冷やしながら、
ミケコの柔らかい毛皮を撫でては手のひらを癒されながら、編んでいる。
そういえば、指を傷だらけにしながら茨の服を編んだのは
誰だっけ? ナントカ姫だっけ? 何童話だっけ?
6月28日
1:50am
また新たな宿題の打合せ。
今度のは、単に作品製作するだけじゃないから、
どのくらいの仕込みが必要になるか、まだ見当がつかない。
どっちみち、これでもう7月もめいっぱいだぁ。。。
目の前のことをひとつずつクリアしていくしかない。
6月27日
1:20am
すっかり日付の感覚が消失してたけど、今月も更新してないっすね。
新作待っててくれてるかたがいらっしゃったら(いるのか?)ごめんなさい。
ここんとこずっと、月イチで何かしら出してたけど
ちょっとそれが無理になってきてます。
印刷媒体の宿題には、厳然たる締切っちゅうものがあって、すっぽかすと
多くの人たちに大迷惑をかけることになるので、どうしても優先せざるをえず、
それがいま、みっちみちに詰まってる状況なんす。ありがたいことなんですが。
余力ができたら何か出しますんで、気長に見守っててくださいまし。
非常事態宣言っちゅうことで。あしからず。
ああ、肩甲骨の下にぐりぐりが・・・。
6月25日
11:55pm
頭をぐるっと切り替えて、まったく別件の撮影。
切り替えそびれてて、ちょいと手際の悪いところがあったのはお許しを。
みなさま、おつかれさまでした。ランチもおいしかったね。
・・・ってところで昼寝したかったけど、そうもいかず。
昨日仕上げたものを納品に。そして、そのまま次の宿題の打合わせ。
それで帰宅してようやく、どっと疲れが。。。もう寝ます。
6月25日
1:45am
終わった。。。
暗黒の2週間からようやく脱却。
肩から指先までガチガチに固まってるので、
まずお風呂。そしてビール。
明日のことは明日にならないと考えられない。
6月24日
2:30am
ようやく裏地つける段階に入って
ものすごくひさしぶりにミシンを踏んだ。
あ〜爽快。ミシンってなんて楽しいの。
編み物で溜まってた悪いモノが出て行く気がする。
ミシンでデトックス、安上がりなこった。
6月23日
2:00am
山積みだった毛糸玉が、あっちこっちでまとまって
バッグの形をした塊になってゆく。
その変身ぶりを眺めるのは楽しい。
1次元から3次元だからね、考えてみればすごいことだよ。
スケジュールが倍あればもっと楽しめるんだけどなぁ。
何が嫌いって、糸始末。あーめんどくさ〜。。。
6月22日
0:20am
2週間前に宮崎までお墓参りに出かけた友の一周忌を
あらためて、思い出深い都内某所にて。
つまりは大学時代の某サークルの同期会。
1年前の彼女の訃報以来ときどき集まるようになって
つくづく、いいなぁこいつらいつまでもバカで、と思う。
みんなをこうして引き合わせてくれてありがとう。
きっと、空の上で笑いながら眺めてくれてるんだろうね。
ちゃんと続けていかなくちゃ。
とりあえずはまた11月に、ね。
6月21日
2:00am
やっと遠くのほうに出口の光が見えてきたような・・・幻覚か?
でも油断禁物。終わった気になって緩めちゃうと、
仕上げで思いのほか手こずるのはよくあること。
気を抜かずにラストスパートに入らなきゃ。
6月20日
1:45am
半年に一度の恒例行事で浅草へ。
帰りに浅草寺でもお参りして、目先の宿題の材料仕入れたら
いつものように蔵前〜浅草橋方面には足を延ばさずに
今日はとっとと帰って来ようと思っていたのだけれど。
予想外の展開っちゅうのは楽しいもんで。
楽しいと、まいっか、となってしまう自分に甘い質なもんで。
結局夕方まで遊んでしまった(いや遊んでたわけじゃないけども)。
帰宅して待ち受けるはシビアな現実。。。明日はがんばろ。
6月19日
0:50am
ちぇっ、こんな試合なら起きてて損したぜ、と、もやもやした気分の早朝、
眠りそびれたままの妙なテンションで、壁に棚をつけた。
拍子抜けするほど、あっさりついた。ずーっと悩みながら考えてたんだけどね。
壁にネジ穴開ける勇気がなかなか出なかっただけのこと。案ずるより生むが易し。
よしよし、来週の撮影にこの棚使えるぞ。
あっ、そうだ、忘れてた。めんどくさいからここに書こ。
ただいま発売中の『オレンジページ』最新号、p.71「ちょこっと紙工作」にて
ワタクシまたまた工作員やってますんで、よかったらご覧くださいまし。
6月18日
4:40am
書くのうっかり忘れるとこだった。
ただいまフランスvsイタリアの、ぴりっとしないハーフタイム。
外はすっかり明るいや。お腹すいたなぁ。。。
6月17日
1:00am
地獄のニット・ウィークに突入して早1週間。
腱鞘炎になるのが早いか、幻覚が見えるようになるのが早いか、
そうなる前に完成するのだろうか。
ここ数日、食事と睡眠以外はほとんど編み続けていると言っていい。
しかし、編めども編めども先は見えず。まったくゴールが見えてこない。
ああ、早く脱出したい。。。
6月16日
2:55am
蒸し暑いのが苦手なので、例年ならもうエアコンに頼りっきり状態に
なっていそうなところを、今年はまだ殆ど使っていない。
そのかわり窓は朝から晩まで開けっ放し。夜風がひんやりして気持ちいい。
ただ、夜になると、近所のコンビニの前で荷下ろししてる音がうるさい。
まったくさぁ、白熱灯やめて蛍光灯にしようなんてバカなこと考える前に
コンビニ規制したらどうなのさ。至近距離に同じコンビニ2店も必要ないっつーの。
と、店先に煌煌と灯る蛍光灯を見下ろしながら悪態をつく。無駄の塊め。
あの店がなくなっても私はちっとも困らないな。
6月15日
2:40am
「フットボールとかぎ針編み」
今日一日にタイトルをつけるとしたらそうなる。
観戦しながら編むには、ブラインドタッチならぬブラインドニット
つまり手もとを見ずに針を動かすことが必要になる。
タッチラインを割った隙に目を拾い、誰かが倒れてる間に目を数えつつ、
ちょっと込み入ったモチーフを1枚編むのに最初は1時間弱かかっていたのが、
前半1枚、後半1枚、余裕で編めるようになった。
何ごとも続ければスキルアップってするもんだねぇ。
euroはもうオランダに釘付け。
6月14日
1:55am
気分を変えようと、散歩に出かけたら、
ただの散歩じゃ済まなくなって、両手いっぱい荷物を抱えて帰宅する羽目に。
棚を作るとか、ベランダを掃除するとか、
やりたいことが頭の中で渦巻いてるもんだから
それに必要なものを買い込んでしまった。が、横目で見ながら我慢。
我慢しつつ、それをエサに、編む。早く終わらせて棚作りたいよ〜。
6月13日
1:45am
気分を変えようと、棒針を手にする。
表、裏、表、裏、表、裏、表、裏、表、裏・・・
(一目ゴム編み)
このエンドレス・ループで無心になる(しかも輪針)。
もはや座禅に近い。
6月12日
0:50am
こま編み、中長編み、長編み×2、長々編み×3、長編み×2、中長編み、こま編み
(花モチーフの花びら1枚分編んだとこ)
長編み×3、くさり編み、長編み×3、くさり編み、長編み×3、くさり編み×3、長編み×3
(四角いモチーフのコーナーを曲がったとこ)
・・・そんな繰り返しの一日。
ああ、気は遠くなるし、手はつるし。
6月11日
1:30am
高千穂の、道の駅で買った桑の実と
日之影町で買った茱萸(ぐみ)とを
別々の鍋で煮込みながら、宿題の編みものに励む。
桑の実はmulberryだもん、おいしいジャムになる確信があったけど、
茱萸は、あの独特の渋みがどうなるのか、ちょっと不安だった。
ところがびっくり。あっという間にとろとろに溶けたところを味見したら
生で食べるよりも渋みがなくなり、きれいな色のおいしいジャムができた。
そうか、あの渋みってタンニンなのね。
茱萸の英名がsilverberryであるということは初めて知った。
どちらもペクチンたっぷりだよ。
それにしても桑の実のアントシアニン含有量はすごそうだな。
6月10日
2:35am
で、どこに行ってたかと言うと、九州・宮崎。
昨年天に召されてしまった大学時代の友の一周忌に
同期の友人たちと出かけたのでした。
空港で車を借り、お墓参りを済ませたあとは、彼女が好きだった場所を巡って、
青島で1泊。熱帯植物と海とトロピカルフルーツを堪能して、北へ。
緑深い山々に囲まれた神話の里、高千穂にて2泊目。
神社に参拝しては厳かな気分に浸り、高千穂峡の滝や奇岩に息を呑み、
おいしいものもいっぱいいただいて、宮崎を満喫してきました。
もうシーズンは終わりだと思って諦めていたフレッシュな日向夏や
ぐみ、桑の実といった、東京ではお目にかかれない懐かしいものにも出逢えたし、
古代米とか干し椎茸とか干し大根とか、気づけば農産物ばかり、
道の駅に立ち寄っては買い込んできました。宮崎、いいとこです。
ほかにも行きたかったところはたくさん残ってるから、また行こうね、みんな。
しかし、余韻に浸ってる間もなく、いきなり今日は撮影。
時差ボケが直ってなくてねぇ。。。
6月9日
0:30am
ただいま。
2泊3日の旅から帰ってきました。
くったくたで倒れそうなので、詳しいことはまた明日。
6月6日
0:10am
ちょっとの間、消えます。
日曜日の夜には復活する予定。
弾丸ツアーでオマーン行くわけじゃないからね、念のため。
6月5日
2:00am
とある商店街の、とある洋品店(店のネーミングがまたイケてるんだけど)で
インド綿のプリントエプロンが10円(!)で売られていた。
いくら開店1周年記念奉仕品ったって、いまどき10円って・・・。
これがけっこうかわいいんである。ポケットだってついてるんである。
行きに3枚購入し、帰りに再びその店の前を通りかかったら
さっきはなかった新色が加わっていたので、今度は5枚購入。
締めて80円也。これでいつでも8人で焼き肉パーティーができるぞ。
いい買い物したなー。商店街の洋品店は侮るべからず。
6月4日
2:10am
澁澤龍彦生誕80年回顧展 ここちよいサロン@県立神奈川近代文学館。
今度の日曜までで終わりってところで、もう今日しか行ける日がなく
これを逃したら一生後悔すると思い、ようやく滑り込んだ。
港の見える丘公園の、濡れそぼった終わりかけのローズガーデンを横目で見ながら
ああ、どうして5月の、天気のいい日に来なかったか
と、傘を斜めにさして歩きながら悔やんだ。
さらにその数時間後、こんなことなら朝イチから弁当持参で来ればよかった
と、悔やんだ。ここちよすぎて時間感覚がゼロになり、
警備員に閉館ですと声をかけられるまで忘我の境地だった。えっもうそんな時間?
・・・まんまともてなされてしまった。
6月3日
1:15am
そしてまた新たな宿題の打合わせ&進行中の宿題の材料探し。
ただいま進行中のものが4つオーバーラップ状態なんである。
頭の中も部屋の中も時間割も整理整頓しないと
あっという間に一日が過ぎ去ってしまう。
それでも今日の3点はどれもいいゴールだったので気分いい。
忙しくてもこればっかりは別腹ならぬ別頭。
6月2日
0:50am
裂き布の日々は続く。
ハサミを入れて、裂く裂く裂く裂く・・・結ぶ巻く、結ぶ巻く、
そしてひたすら編む・・・を何セット繰り返したことか。
糸くず吸い込んで若干呼吸困難。指先はギター練習中みたいにカチカチ。
それでもさっぱり先なんか見えてこない。
険しい山だぜ。今日はここでビバークだ、と冷蔵庫開けたらビールがなかった。。。
買いに出るなんてめんどくさいことする気にならずシードルを開ける。
甘くて柔らかいしゅわしゅわ系が妙に心地いい。
6月1日
2:00am
今月は編みものパワープレイ月間になる予感。
すでに開始しているのだけれど、もうすでに指が痛い。。。
そして、一時修正してたのにまた夜更かしぎみにずれ込んでいる。
euro月間でもあることだし、ちょうどいいか。


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