アトリエ便り


年が明けて、また1月がやってきました。リスタートの月ですね。

1月30日
4:15pm
いやもうこんなにテコズルとは思ってなかったんだけど
今回は新作出すまでに時間かかったなぁ〜。
引越しのせいで環境が激変して、って言っても快適になったんだし
アトリエだってずいぶんいい感じの小っちゃい部屋ができて
環境は整ったかに見えたんだけども、
ほかの部屋もこれに劣らず居心地いいもんだから
キッチンにこもりゃー延々何か煮込んでたし、
風呂入りゃ、ずーーーっと出てこなかったりしてたわけだわな
と、反省。。。今後はもっと精進します。
でも、ちょっとの間はミシンの前を離れてソファーの上の人になりたい気分。
春物の構想でも練りながら、昼寝したいぜ。
てなわけで、ひとりおつかれさんワインはスペインのsauvignonざんす。
って、え? いま何時だ?
1月25日
3:40pm
10年前に自分がいた場所に立ってみる
というのは、想像していた以上に感慨深いことだった。
あの日ここにいた人たちの3人はもうあっちにいるんだなぁ、
なんだかあのときと同じようないい天気だねぇ、と空を見上げる。
だからって別に何が起きるわけじゃなし、さ、帰ろ、と踵を返したとたん、
本日の主役のお出まし場面に遭遇してしまい、思わず息を飲んで立ち止まる。
あのときは外国人の観客が大勢いてカメラを向けられ参ったものだったけど
なんと主役の片方が外国の人だぞ。緊張気味の紋付袴姿、なかなかお似合いである。
シアワセニナッテネと心の中で呟いて、後ろ姿を見送った。
初詣のときはごった返してたからご挨拶もそこそこに退散したけど、
なんだかえらいご近所に来ちゃったからさ、神様これからもよろしくね
と、頭を下げて鳥居をくぐった。
1月23日
2:27am
そして、さらに、「かりんとうグランプリ」の決勝の結果、
ちょっと強敵かも? と思われる挑戦者が登場したのだけど、
やっぱり「銀座・たちばな」の右に出るものは無し!
という結果に相成りました。ひとまずご報告まで。
1月22日
2:04am
じつは、我が家に鍋御一行様がやってきて数日たつ。
いくつかのル・クルーゼ+学生時代からの長いつきあいになる把手がヤバい行平+
いくつかの照宝のアルミ鍋+seb(いまじゃt-falと改名したが)のフライパン
・・・というくらいの小規模部隊でなんとか凌いできたんだけど。
おいおい、 cristelだぜ。いわゆるステンレス3層底鍋ってやつ。
言わずと知れたフランス産。
ドイツのやつのほうがメジャーみたいだけどね。でもドイツ産じゃーねぇ。。。
(・・・って、冷蔵庫も掃除機もドイツ産じゃねーか。)
ル・クルーゼさえあれば生きていけると思ってたんだけど、それは勘違い。
いやーもう、アタシったらいままで何やってたの?
ってくらいの目からウロコ状態。すごいねー、これ。
あるときは無水鍋、あるときは圧力鍋、またあるときは蒸し器、
かと思いきやパスタパン、え、蒸し器の底に敷くヤツは落とし蓋にもなるのね〜、
と、千変万化の大活躍ぶり。もう、キッチンに根っこ生やしそうだよ。面白くて。
まだ玄米にはトライしてないけど、
韓国土産の雑穀ミックスは、浸水時間が短くてもうまいこと炊けた。
ただ、ほんの数日間の実験結果によると、白米は従来通り、
cousancesの18cm鉄鍋のほうが美味しいような気がするが。
ちりめん山椒のお供をするご飯としてはね。
長年の捜索活動が実って、ここにきてようやく
「ちりめん山椒グランプリ」も決まりそうだよー。。。やっぱり美味ーい!
念願叶った「はれま」のちりめん山椒、現時点では文句なしのグランプリ!
1月19日
8:21pm
今月はデパートが面白すぎて困る。
恒例の新宿伊勢丹の『京都展』から、まずはクリアしたのだが。
「時代裂屋・梵」で帯のワゴンを漁るのと「柳桜園茶舗」でお茶を買う
という、定番の2大目標を掲げ、精一杯ブレーキかけつつまわったものの
結局は、ちりめん山椒やら湯葉やら漬物やら金平糖やらお香やら
いろいろ買い込んでしまう羽目になる。
今年は、例年にも増さる充実ぶりだったような気がする。やられた。
そのまま新宿タカシマヤの『味百選』っていうのをハシゴするつもりだったのに
もう荷物が増えすぎてダメ。出直しだー、こりゃ。
こっちは「はれま」のちりめん山椒が第1目標だったんだけど。
・・・って、私は、ちりめん山椒コレクターか? 
だっておいしいんだもん。白いごはん+ちりめん山椒+壬生菜の漬物
+柳桜園のかりがねほうじ茶(これが肝心)で作る、ぶぶ漬けったら最高。
おっと、それからもうひとつ、渋谷の東急東横店では
『日本の職人展』なんてのもやってるしさ。
もう、チラシ見てるだけでどきどきしちゃう。
いったい自分がいくら使い込むことになるのか怖くって。
1月14日
11:30pm
『best friend』は当然予想してたけど、あれやるのってズルいよなぁ。
中居くんの音痴っぷりに、逆に泣けてきちゃったよ。ちくしょー。
それにしても『夜空のムコウ』ってば、しみじみ名曲だよねぇ。
なんかこう、吾郎ちゃんの素の緊張感がびしびし伝わっきて、
気がついたらこっちまでtvの画面に向かって正座してたぞ。
いやー、でもよかった、ほんとに。やっぱsmapは5人揃ってこそ。
1月13日
2:31am
私なんざー、それほどたいしたモノを作ってるわけじゃないにせよ、
こう、何かが降りてくるのを待つときってあるわけで。
降りてきてくれないうちは、ハサミ入れられないんだよね。
と、言い訳しつつ何日も生地をいじくりながらだらだら過ごす。
何か違うんだよなー、このままじゃぁ。
そのうち、ふと思いつく。これ洗ったらどうよ? みたいなことを(例えばね)。
おもむろに洗濯機のドアを開け、超強力モードにして放り込む、
と、がしがし洗われてがんがん乾燥かけられた生地は、別人になって出てくる。
きゅーーーっと縮み上がりながら。
そうそう! そういうこと。それを待ってたのよー。
そうなってくれれば話は早いじゃん、いけるじゃん。
てな感じで、新たな素材に出会ったりすることもあるわけさ。
それをいつちゃんと料理できるかはまた別にして。
このあとしばらく寝かせることも、またよくあることで。
でも、食材と違って露骨には腐らないからいいんだよね、生地って。
1月8日
3:06am
『早川タケジ舞台衣装の世界 paredis,paradis展』@新宿タカシマヤ10f、
7日午後4時終了の1時間前にすべり込んでから気づいた。
え、入場無料なの〜? タダで拝見できるなんて、もったいなさすぎ。
もちろん私はジュリーの衣装を手がけた人として認知していたわけなので、
最近『frau』なんぞでそんな連載をやってたなんて知らなかったんだけど。
それはそれで見ごたえたっぷりだったものの、やっぱり目当てはジュリー。
当時ブラウン管の向こうで彼が身につけて歌ってた衣装の
実物を目の前にした感動ったらもう。。。そうそう、ぜんぶ覚えてるってば。
「カサブランカ・ダンディ」のチェックのネクタイ+ボロいジーンズ
(もちろんジッパー半開き+ポケットにはウイスキーのボトル)、
「サムライ」のスリムな革パン+腕には卍の腕章+胸には勲章+
帽子+破れたtシャツに安全ピン+イヤリングはもちろんカミソリの刃
(『愛の嵐』のシャーロット・ランプリングを彷彿とさせるこれって大好きだった)、
「麗人」のゴージャスな金の縁取りのあるひらひらしたスーツ、
うわー、「6番目のユ・ウ・ウ・ツ」のジュリーの顔がついた服って、
ぜんぶビーズ刺繍だったのか〜・・・と、いちいち興奮しまくりだった。
で、これぜんぶ女性のマネキンに着せてるところがまたすごいや、と。
(裏を返せば、いまのジュリーには着れないよな・・・ううっ。。。)
キッチュでポップでセクシーで毒があってめちゃくちゃかっこいいっ!
70年代後半〜80年代前半にかけてのあの時代を記憶してる世代でよかった。
いまの若いコたちが見たら、どう感じるんだろうなぁ。
さらに、2fに展示してあったドローイングも素晴らしかった。
残念ながら、作品集『paradis,paradis』は発売延期になってしまったんだけど
今月中旬には出るらしいよ。¥3800・リトル・モア刊。買わにゃー。
1月2日
1:35am
遅ればせながら、あけましておめでとうございます。
元日のうちに何か書いておこうと思ってたのに、気がついたらもう2日。
1日は、朝8時過ぎに起きて、いきなり日本酒あけておせちをつつき、
お雑煮食べながらシードル飲んでだらだら過ごし、
夕方ようやく明治神宮まで歩いて初詣に行き、
参道の出店でまた飲みそうになるのをこらえて帰ってきて、
生ハムとチーズのサンドイッチ食べながらビール飲み、
で、夕飯時にまた日本酒を飲み、
そのあとお宝ワイン2本開けて、ただいま3本目に突入。
正月らしいといえば確かに正月らしいかも。
こうやって酔っ払ってるうちに、人生は過ぎてゆくのね。。。
みなさま、美味しい酒飲んでるかしら〜?


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